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evaporated まっしろきりのポッシャントンフルスイング 2013年11月22日 金曜日 01:22
二週間ほど前に入籍してきた。
婚姻届にいろいろ書き込んだけれど、二人とも字が上手じゃないから、なんか小学生の寄せ書きみたいで、一生を変える重要書類がこんな玩具みたいな感じでいいんだろうかと若干心配になった。 手続きが済んでから、両親に電話で報告した。 あらかじめ予定されていたことの報告なので両親はあっさりした反応だったが、母方の祖母は「お嫁にやりたくないなあ、寂しいなあ」と言っていたそうだ。初孫だから、六人いる孫たちの中でも特別に可愛がってもらってきた。わたしは期待に応えるほど優秀な大人にはなれなかったけど、少なくとも悪い人間にはならずに、ちゃんと胸を張って紹介できる人と結婚できて良かったと思っている。会えなくなるわけじゃない、家族が増えたんだよ。 夫とはまだ一緒に住んでいないし、結婚指輪もこれから見に行くし、全然実感がない。 昨日は市役所で10回ほど新姓で呼ばれたのに自分のことと気づかず、身分証の再提示を求められるなど、やっぱり実感がない。30年使った名前が無くなってしまった。寂しくはないが、なんというか、不思議だ。 「彼氏」ではなく「夫」と呼ぶたび、「そうか〜夫か〜」と感慨深いような変な感じだ。 徐々に慣れてくるのでしょう。 ふたりで、がんばってみるよ。 狭い屋上とツタと貯水タンク 2013年10月11日 金曜日 00:15
Yさんに「たんじょーびおめでとー」ってメールしたらちゃんと「アリガトー」って返ってきたからうれしい。
会いに行こうかな。でも、行って、何をしたらいいのか分かんないな。いっしょにお絵かきでもしようか。 今日書きたかったことはこれで書き切ってしまったのだけど、もう少し何か。 オフラインの日記ソフト、久しぶりに読み返したらとてもおもしろかった。 付き合うずっと前から彼氏の話がチラチラ書いてあって、不自然なくらいしょっちゅう甘いもの差し入れに来てて、書いてるときなんでこの不自然さに全然気づかなかったんだろーと思った。今でもよく甘いものくれる。変わってないな。 先週末、新居を探しに行ってきた。この一年ずっと忙しくて先送りになっていたんだけど、そろそろ同棲しようと思って。うちの親も相手の親も「おまえらいつ結婚するんだよ」と気を揉んでいるしな… 引っ越し先選びは彼氏の通勤のことが最優先だったから、彼氏に予算内でいくつか候補を出してもらって、その中からわたしが選んだ。わたしの条件は、仕事場がもらえることと、近所にスーパーがあること、できれば駅から近いことの3つ。で、実際にいくつか見に行って、駅前の3LDKの部屋に決めた。電車の音は好きだから、バルコニーから線路が見えるのは良いなと思った。 わたしは仕事場として建物の一番すみっこの一番狭い部屋をもらう予定。部屋には腰の高さの窓がついていて、狭い屋上とツタと貯水タンクしか見えないけど、よく風が入ってくる。窓際に文机を置いたらステキかなあ。 その後、彼氏がちゃんと不動産屋に連絡して申し込んだのかよく分からないんだけど、ちゃんと手続きできてたら、近いうちに引っ越します。 彼氏曰く、同棲したら家でわいふぁいを使えるようにしてくれて、更に結婚したらタブレットを買い与えてくれるとのことなので、おまけ商法に引っかかったような感じもするが、楽しみにしているよ。 テトラスキャンディ 2013年09月13日 金曜日 07:56
仕事が大変順調で、途切れなくて、休みがなくて、しにそー。ありがたいことではあるけれど。正直、こんなに順調にちゃんと仕事がもらえるようになるとは思っていなかった。来年末まで予定がいっぱいいっぱいだ。走れるところまで走ってやる。
今は、去年お世話になった監督とまたお仕事させていただけているのが嬉しい。 また映画に参加できたことも嬉しい。 1年続けてきた作品が2年目に入るのも嬉しい。 ずっと好きで見ていた作品の続編に、偶然参加する機会をもらえたのも嬉しい。 そういう現場で、以前お世話になった人たちに再会できたのも嬉しい。 再会した人の私服が全然かっこよくなくて嬉しい。(ひどいね) 嬉しいことが全部仕事のことなんだな。そういうことなんだ。そういうことなんだよ。 8月末、4か月弱ぶりに休みをとって水族館にいってきた。品川駅の近くの。 タカアシガニが鯛を壁ドンしてるのとか、アザラシが同じ軌道で水槽をぐるぐる泳いでいるのとかを眺めながら、自分の生き様と大差ないな、と考えていた。 「そこそこ強い海の生き物として生まれたかったな」と彼氏に言ったら、「似合うね」って笑った。いい子。 イルカショーで見たクジラのジャンプが最高にかっこよかった。 最近は、日の出の少し前、空が薄明るく虹色になる頃が好きだ。 一日中家にいて、一番心が明るくなるのは明けがたで、ありもしない虹を見たり、自分の体がグラデーションのピンクのところに溶け込む様を想像している。 明けのユートピアン 2013年04月15日 月曜日 05:40
もう4月も半ばで、カレンダー二度見したし、仕事フォルダ20回くらい開けたり閉じたりした。マジカル。
仕事で人に会うようなことが増えて、自己紹介とかしなくちゃならないことがあって、でもそんなの、学生のときですら「趣味は一人で映画観にいくことです」とか言ってテキトーに済ましてたのに、何言っていいかわかんないよと思って、今さら自分のこといろいろ考えてる。好きなタイプは仕事がとてもデキて私服が冗談みたいにダサい人です。とか考えてる。そうか、わたし、ダサいの嫌じゃないんだな。(彼氏はダサくない、ごめん、なんかアースカラー) 今年もお花見行けなかったな。例によって仕事が忙しくて。特に今年は家から駅(スーパーとポストがある)しか出歩かなくて、その間2分、桜などないのであった。 実家のあたりは今ちょうど満開だそうだ。わたしが生まれたときに市役所でもらって植えた桜も満開だろう。道幅を広げる工事のために切り倒したのを、祖父が枝から増やして並木にした。わたしの桜並木。咲いてるところ、見たことないけど。 学生の頃あんなに好きだった映画もあまり観にいかなくなってしまった。仕事のための研究にと思いテレビアニメをよく見るようになったけど、今年は映画をたくさん観たい。 わたしはね、映画が好きなんだよ。世界中の人が同じものを観て、同じように楽しいって思うの、すごいじゃん。ユートピアじゃん。 先月29歳になって、30になったと思ったらまだ29だったというボーナスステージみたいな29歳、わたしはアニメでユートピアをつくろう。 トーティー 2012年11月03日 土曜日 21:28
Mさんから「仕事手伝って」って電話がきた。なつかしい声。しばらく会っていないな。
Mさんはしばらく占いができるOさんという女性と同棲していて、わたしも占ってもらったりしたけど、その結果がその後二年で粗方実現して驚いている。もう一度会いたかったのだけど、少し前に同棲を解消してしまったらしい。最後に遊びにいったときに作ってもらったフラワーエッセンスのトリートメントボトル、すごく良かったから、また作ってもらいたかったなあ。保存料のブランデーがとても良い香りで落ち着いた。 わたしは占いとか超能力をけっこう信じている。ことばにしたことは、それだけで実現に一歩近づくと思っているから。(良いことも悪いこともね。)占いの結果というかたちで、目標を他人に設定してもらっているのかもしれない。とにかくわたしはOさんの予言どおり、一年兼業で修行して、二年目に忙しくなって独立した。「恋人としての縁は薄いけど、魂が結ばれているから結婚向き」と言われた彼氏とは結婚するつもりで話が進んでいる。ほかにもいろいろ。 フラワーエッセンスの診断のときに、わたしが直感で選んだ花のカードを見たOさんが、「あなた幽霊とか見えるの?」と言った。Mさんが横で「あなたならありえるね」ってニヤニヤしてたのがおかしかった。彼らには、わたしが何か霊的なものに導かれて生きているように見えたのだろうか。直感で生きてるという意味では、わりと、賛成。でも、幽霊は見えません。 質問の意味は、なんとなく聞かなかった。Oさんは肯定するでもなく否定するでもなく、「運命なのよ」という感じでエッセンスを調合してくれた。 ありがとう ボクの友達 心は自分の外にあるのではないかと、最近思う。オーラとか呼ばれるやつがそれじゃないかと思う。それなら、心は触れ合うことができる。触れ合ったときに気もちが伝わるんだろう。心はときどき硬くなって、自分を守る盾になる。心はときどき濁って、周りを見えなくしてしまう。たぶん体積は一定だけど形を変えることはできて、たとえば柔軟な心を細く長く伸ばして伸ばして、誰かの心に触れたとき、それはテレパシーとか呼ばれるんではないかな。 心が外にあるのなら、どんどん触っていきたい。触ったところが硬いなら、柔らかいところを探してみたい。 あぁ揺れたい(Chara「苦くて甘い」) 石鹸ガール 2012年10月27日 土曜日 00:06
ひさしぶりにブログを開いたら、いくつか下の記事に「CGアニメーターに戻って仕事に殺されたい」とか書いてあって、アニメーターではないけどCGの仕事に戻って仕事に殺されかかってるのが可笑しくなった。大変だけど幸せだよ。
今は子ども向けの作品に参加している。自分が小さいころはテレビにすごく影響されてたから、自分がそれを発信する側に立っていると思うとすごく責任を感じる。変なものは出せないなあ。 そのほかにもいくつか作品を掛け持ちしていて、生活はわりと苦しいけど、なんとか生きてます。 某作品の打ち上げに行ったとき、わたしの作ったCGを使って作業する部署のディレクターがわざわざいらして、「こんなにちゃんとした素材を上げてくれる人はなかなかいない」と誉めてくれたのがうれしかった。そのあと監督からもプロデューサーからも同じこと言われたから、相当ご満足いただけたんだろうな。その作品に参加するにあたって、新しい課題として「使い勝手の良さ」を考えていたから、それがちゃんと機能していたと分かったのも良かった。もちろん課題はまだまだあるけれど。 もっとやれそうな気がする。限界とか逃げたいとか全然思っていない。新卒のときもこんな気概だったかもしれないな。社会に居場所がもらえてうれしいなぁなどとしみじみ思ったりする。 先日ひさしぶりに前の会社の上司と電話で話したとき、「あなたはがんばりすぎなのよ、身体のために手を抜くってことも覚えなさい」と言われたけど、それではわたしの居場所なんかすぐになくなってしまう。わたしは優秀じゃないし、才能もないから、いつも必死で居場所を守らなくちゃいけない。でも、今度は失敗しないよ。 ハッピーはやって来る(倉橋ヨエコ「聴こえたから」) 短い夏休みのあいだに、彼氏の家へご挨拶に伺った。お母さんは可愛らしい人だった。お土産に持っていった水ようかんとアマンドショコラ、どちらも喜んでくれたみたい。よかった。 彼氏もわたしの実家へご挨拶に来た。スーツ着て来たのがおもしろかった。「お嬢さんをください」的なのは見れなかった。何しに来たんだ。 お互い仕事が忙しくて部屋を探しに行く暇がないから、同棲も入籍もまだまだ先の予感がしているけど、とりあえず一歩前進。 真空の心臓 2012年05月30日 水曜日 20:48
最近は彼氏がわたしと話するのを避けるので、忙しい時期だから不毛な問答には関わりたくないということだろうけど、端的にいえば避けられているので、またブログに帰ってきたよ。ここは恨み帳か。(そうだな。)
縁あって楽しい仕事をしているけれども、扱いはゴミ箱といっしょなので、足で踏みつけて「まだ入るだろ」とやられるのに耐える毎日でして、そういう非人間的な扱いでも必要とされているなら喜んで受け入れるべきゴミであることは自覚しているが、それでも、もう、だいぶ、きつい。 作品は大好きだけど、会社はうんこです。 パートタイマーやってる教育機関は今月末で退職する。4月から一度しか行ってないので、まあ当然だ。別段悲しくはない。 何やってるのかなあ、わたし。秋からどうやって生きていくつもり? わたしの作ったものが世界に届いて、誰かの心の穴を埋めて、少し楽しくしている。うれしいことだけど、同じ分だけわたしの心は削り取られる。なるほど、こうして地球は丸いかたちを保っているのだろう。 わたしが何かで心を埋めたら、かわりに誰かの心が抉れるのかもしれない。もう既に、彼氏の心をずいぶん抉り取ったのかもしれない。痛かったろうね。 過去の選択はどうしようもないから、現在が大正解であることにして、これからどこへ行こうか。 いつか心を全部配りつくしたら、幸せになれるのだろうか。 糸でつなげる一秒先の 2012年02月05日 日曜日 21:11
うれしいことがあったから
過去のひとつを許すような はてしないブルーがみえたとき 現在のひとつと別れるような なきたいメールをもらうたび 未来のひとつに結わえるような 宇宙のむこうの東京の西側 やさしい人とかわいい人と待ってる人と 止まない心と借りた言葉とまわる因果と その宇宙のなにもかもを 糸でつなげる一秒先の 明日の景色 2011年12月24日 土曜日 02:14
今年も職業学校の同級生たちと忘年会をした。ずっと話してみたかった人とも話せたし、ずっと憧れてた人とも再会できた。わたしの同級生はみんなすごくてかっこいいんだよ!
日本のCGの最先端で、みんなそれぞれにキャリアを積み上げて、それなりに会社に居場所があって、必要とされているなか、わたしだけ空白の7年間…いや、空白ではないけど、でもやっぱり置いていかれているのは明らかで。 ああ、CGアニメーターに戻って仕事に殺されたいなんて、狂ってるかな。ああ。あああ。 みんな大好き。今も昔も、手の届かない憧れ。 ところで、外国の出版社から出る本にわたしのイラストが6点ほど載ることになった。先日突然編集者からメールがきて、拙い英語でやりとりをしながら納品した。新作はないけれど、「この絵がいい」ってオファーを受けたので、とてもうれしい。 来年の夏ごろに出版されるそうなので、大嫌いな夏が待ち遠しくなった。 早くみんなに追いつきたい。一緒に仕事したいって思ってもらえるようになりたい。 忘年会の帰りの電車でそんなことを考えて、ちょっと前向きに、2011年を終えられそうです。 2012年は、一念発起してCGかデザインの会社に転職したいな。もう一回、夢を叶えたいんだ。 長く助走をとった方が(Mr.Children「星になれたら」)
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